アプリを通じて患者さんの
副作用をモニタリング。
より快適な治療を目指します。
乳がんの抗がん剤治療によって現れる副作用。
症状や頻度、その強度は一人ひとり違います。
「フリックカルテ」は、快適な治療と
QOL(生活の質)向上を目指す支援アプリです。
つらい副作用の症状や頻度、
きちんと伝えられていますか?
アプリならリアルタイムでの
情報共有とサポートが可能に
日常生活で副作用による痛みや不快感を感じても、診察を受ける頃には頻度や強さの体感が薄れていたり、限られた診察時間の中で「言えなかった」「伝え忘れてしまった」という経験や不安を感じたことはありませんか。
がん患者治療支援アプリ「フリックカルテ」は、副作用の種類や不快感のレベルをその場でタップして記録。治療スタッフとリアルタイムで共有することで、必要に応じた即時のサポートやアドバイスが可能になります。
乳腺腫瘍科にとって、乳がん患者さんの「副作用」は大きなテーマのひとつ。服薬状況や体調、症状などが記録された患者日誌は治療終了後に破棄され、データが活用されているとは言い難い状況でした。データを活用し、副作用を予測したいという思いが「フリックカルテ」開発のきっかけです。副作用への恐怖は、未知からくるもの。リアルタイムで症状を記録し、分単位で変化していく発熱や痛みのレベル、つらい理由を“見える化”することで、傾向を捉え、最適な治療と副作用の予測を実現することが目的です。将来的には、患者さん同士がコミュニケーションできるSNS機能も考えています。
抗がん剤治療は日帰りが中心で、セルフレポートが重要な時代。時系列で症状のレベルまで記録できる「フリックカルテ」は、患者さんの実感を的確に把握し、副作用の評価精度を高めるだけでなく、患者さん自身の治療に対する安心感とモチベーションにもつながると思います。
「副作用を予測したい」
その思いが
開発のきっかけに
副作用をより詳細に把握し
気持ちに寄り添えるツール
▶開発責任者
乳腺腫瘍科 医師
上田重人先生
がん専門薬剤師
藤堂真紀先生
緩和医療科 医師
高橋孝郎先生
素晴らしい薬のような
QOL向上を叶えるアプリ
患者さんが日常で感じる痛みや苦しみを、私たちは測ることができません。「フリックカルテ」で副作用を数値化し、リアルタイム共有することで、即時のサポートも可能になりました。それぞれの副作用に即した治療や緩和ケアを行うことでQOL向上を実現できると感じています。
がん患者
治療支援アプリ
「フリックカルテ」
おもな機能
AI技術で蓄積される
ビッグデータを解析し
今後起こりうる重大な
副作用の予測を目指します
抗がん剤投与後の
副作用を症状別に
グラフで可視化!
わずかな体調や気持ちの
変化をメモ感覚で記入。
チャット形式での
やりとりも可能。
皮膚の赤みや腫れなどの変化を
時系列で記録できる
「フリックカルテ」は
埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科と
株式会社グローバルソフトウェアが
共同開発しました。
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