包括的がんセンター教授のごあいさつ
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ドクター
埼玉医大国際医療センター
包括的がんセンター長
乳腺腫瘍科教授
 乳腺腫瘍科は、乳癌診療で必要な診療技術をすべて備えた専門家を育てることを目的としており、医科大学の使命として、診療・教育・研究を合理的にかつ効率的に行うことは、人を育てることが非常に大切であると考えています。すでに開設以来、乳癌手術件数が毎年300症例を超えるようになり、2008年以降は全国病院ランキングで当科は上位に紹介されるようになりました。今後も、質の高い診療を多くの患者さんに提供できるように努力していきたいと思います。

 研究では、乳癌治療や診断に特徴的な研究を国内外で行っています。ワシントン大学では術前ホルモン療法における薬物感受性の研究、カリフォルニア大学ベックマンレーザー研究所とは近赤外分光法を用いた乳癌イメージングの研究を連携して行っており、若い医局員を派遣し、さらなる連携を深めています。国内では、埼玉医科大学ゲノムセンターと共同でホルモン受容体の分子レベルでの解析の研究をしている他、国際医療センター腫瘍内科、放射線腫瘍科、核医学科、形成外科とともに、さまざまな先進的医療の研究も行っています。乳癌の研究で医学博士を取得したい方々の期待に応えられるような、十分な研究設備と症例数を備えていると自負しています。

  教育は、卒前から乳腺診療の重要性を学生諸君に理解してもらい、卒後教育では、初任研修医として乳腺外科を経験したい方、外科専門医取得後、乳腺専門医を目指している方、大学院研究科で学位の取得を考えている方など、それぞれの希望に応じてキャリアアップを考えている若い医師の皆さんにいつでも日本女性の癌の第一位である乳癌診療と研究を経験していただけるような環境を提供したいと思っています。

 ブレストケアチーム・乳癌患者さんの会(やまぶきの会)も設立され、チーム内の相互評価、あるいは患者さん参加型の診療レベルの評価がなされ、日々診療の改善に努めています。これから乳腺専門医を目指す若い医師の皆さんには是非、この先進的な医療環境のもとで修練を積み、将来のリーダーとしてここから羽ばたいていただきたいと思います。