近年、悪性腫瘍では腫瘍細胞の性質のみでなく、周囲の微小環境も、癌の悪性度と関係があることが言われています。微小環境には、微小血管、リンパ管などの脈管の他に、炎症細胞やマクロファージ、線維芽細胞など様々な細胞の間質への浸潤も含まれ、他臓器では、マクロファージやリンパ球浸潤が予後因子となることも近年報告されています。
当院では病理診断科と協力して免疫染色(CD68など)を施行し、マクロファージの浸潤や繊維芽細胞の浸潤が予後と相関するかどうか検討しています。
(研究テーマ)
Neoadjuvant chemotherapy with trastuzumab, docetaxel, and carboplatin administered every 3 weeks for Japanese women with HER2-positive primary breast cancer: efficacy and safety
*研究奨励賞は,2001年に創設され,癌の治療に関する研究発表を奨励し,若手研究者を積極的に育成することを目的として,本法人機関誌「International Journal of Clinical Oncology (IJCO)」にOriginal Articleが掲載された40歳以下の会員に対して,授与するものである。
(研究テーマ)
A multicenter prospective study to evaluate bone fracture related to adjuvant anastrozolein Japanese postmenopausal women with breast cancer: two-year interim analysis of Saitama Breast Cancer Clinical Study Group (SBCCSG-06)
*研究奨励賞は,2001年に創設され,癌の治療に関する研究発表を奨励し,若手研究者を積極的に育成することを目的として,本法人機関誌「International Journal of Clinical Oncology (IJCO)」にOriginal Articleが掲載された40歳以下の会員に対して,授与するものである。
(研究テーマ)
近赤外光スペクトロスコピーを用いた乳がん生体機能イメージングの臨床応用
(日本乳癌学会会報vol20. No.4より抜粋)
(演 題)
腋窩リンパ節転移を認めたDCISを伴うパジェット病の一例
(演 題)
再発乳腺血管肉腫に対してパクリタキセル+ジェムシタビン療法が奏効した一例